4月24日(水)東京で行われた、第20回八重洲塾に登壇させていただきました。
テーマは、「SDSsオーガニック」。
SDGsとは、「持続可能な開発目標」。2015年9月の国連サミットで採択された、2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴールが、設定されています。
一部は、群馬県で有機米や有機大豆を生産されている、山口あきらさんの、「100年後を考え、今を生きる」というテーマでお話を聞きました。
あきらさんは、カナダや東南アジアでの経験を経て、現在群馬県で有機穀物を作られています。カナダで聞いた「何かを決断する時に私たちには大きな責任がある。先の世代、孫の孫の代のことを考える必要がある」という言葉から、100年後を考えて有機穀物の生産販売、そしてその考えを国内外の方へ伝えていくことをされているそうです。
二部は、千葉県で多品目野菜と平飼い養鶏をされている、竹川麻衣子さんの、「台所と畑をもっと近くに」。竹川さんは、映像制作会社のお仕事を経て、ご主人とさいのね畑を立ち上げられました。気候変動も土壌の状況も過酷な地域で、無農薬で野菜を育て、販売されています。野菜を使った多彩なお料理と、鶏のイベントのお話がとても印象的でした。
三部は、ともときファーム丹波の立松が、「栄養士が考える普通の食とは」という内容で、お話させていただきました。世の中を変えるのは消費者。消費者から生産者になった立松は、栄養や健康の視点から、オーガニック野菜がもっと一般的になるには?という思いで、様々な取り組みを0から実践して行った実際のお話と、これからのファームのビジョンについてお話させていただきました。
最後は、マイファームの西辻様のファシリテーションで、質疑応答、意見交換をしました。
主催の藤井様から、オーガニック農業は日本の耕作面積のたった0.2%。どのような取り組みをしたらもっとオーガニック農業が増えていくかお考えをお聞かせください、などのご質問もあり、まだまだ発展段階の日本のオーガニック農業のこれからを考えさせられる場面もありました。
現在から繋がっていく、未来の食、健康、環境などについて考え、これからも、しっかり取り組んでいきたいと思います。